June 18, 2009

ふるさとは遠きにありて

飲み会の後の帰り道、月だとか路傍の草木だとか街燈の反射するマンホールのふただとかを見るにつけ、そのディテイルに気づき、あたりまえのように自然法則に従っている様を見て、本当に文字通り泣けてくるのはいったいどういう心理状況なのだろうかと思う。毎回。

しっ くりくる表現がない。寂しさのようなもの。郷愁にも近い。後悔にも似ている。ずいぶん遠いところまで来てしまっていた愚かさというか。私は何をしているの だろう、ということ。生活を営むというのはしかし多かれ少なかれそういうことなのかもしれない。霞を食って生きていけるわけではない。ただ、酒を飲んで帰 るというのはある意味非生産的だから、より強くそう思うのかもしれない。


いろんなことを忘れている。

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