June 19, 2009

赤い電車

最近、くるりの「赤い電車」がヘビロテで、常に頭に流れてて口ずさんでいる。

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赤い電車は歌い出す
ファソラシ♭ドレミファソー
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赤い電車っていうのは羽田(京急線)とか成田(京成線)とか行ったり、急に都営浅草線になったりする路線のことで、確かに走り出すときファソラシドレミファソーっていう音がする。その音も曲中に入ってる。お、って感じ。


学 部生の頃、家庭教師のバイトに行くとき品川から使ったのが京急で、私はその頃やたらと電車がものめずらしくて、新たな発見をしては一人で嬉しくなったりし た初々しい時期だった。山手線に新しい車両が入ったときなんか(多分学部1年のときだ)、かなり感動した。ディスプレイがついているなんて。しかも広く なってるし。座席の間に棒が立ってるし。と、隅々を観察した。


私は電車が割と好きだ。ちなみにマニアとかではない。

地下鉄では南北線が一番好き。ホームにドアがあるから。
モノレール系も好き。これは眺めがいいからだ。
りんかい線も結構ホームがよかった気がする。大江戸線もホームはいいけど車体が小さいしあまりに深いので好きではない。
あと、東急東横線も結構好き。お洒落なとこが多いイメージ。中目黒、祐天寺、代官山、自由が丘。ちなみに昔、学芸大学が最寄駅だったことがある。東急田園都市線なんかは東急電鉄の開発がいいんだろう。
こう見ると、JRってやっぱり強い。なんだかんだで駅は大きいし。


で、赤い電車。
ファソラシドレミファソーの音階だったってのはくるりの曲聴いてなるほどと思ったんだけど、音楽みたいな音がする電車だな、とは思っていた。

あと、電車がホームに入ってくるときのアナウンスが他の線よりも一番よかった。女の人の凛とした声が告げる。
「三崎口行き 電車が参ります」。
しかも結構丁寧に説明付。

駅名もなかなか面白い。平和島とか、新馬場(しんばんば)とか、青物横丁とか、金沢文庫とか。文庫て、と思ったものだ。

ただ、駅はかなり垢抜けない感じだ。ぼろい。西武線といい勝負。
エアポート快特の車体とかは新しくてきれいなのに、金沢文庫行きのような各停は赤くて古い。木目とかだったりする。で、座席は緑だった気がする。ひどい。


なんかそういうの思い出してると、懐かしくなった。
最近あっちの方面には行かなくなった。用事無いし。

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赤い電車に乗っかって
夢を探しに行くんだよー
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私にとって京急はそんなに夢のある電車じゃなかったけど、岸田繁にとってはそういう電車だったのかもしれない。
都心へ出るときに必ず使う電車だったとか。もしくは好きな人が沿線に住んでいたとか。
そういうのって確かにある。

電車や駅にまつわるエピソードなんかを一人一人が語りだしたら、その人々各々の短編集ができそうだ。
しかも結構それを共有できそうな気がする。

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