June 19, 2009

talk

昨日は3人の人と別々の機会に会った。
メモはそれで分けて書いた。
男の子→女の子→男の子(年上ですが)の順だ。

それぞれ違った話をした。

今一番考えてることとリンクした話ができたのは、男の子たちの方だった。
でもそれは男の子だからというわけじゃなくて、そういう人たちだからってことだろう。


最初の男の子は同い年の子で、私は彼と何度か飲んだり話したりする機会があったんだけど、以前はその子の話していることの半分くらいしか理解できなかった。そしてその旨開示してみたら笑っていた。
気取っていやがる、とまあ少なからず思っていたふしはある。でも興味はあったけどね。
それは自分のやる気のなさもあったのかもしれないけど、でも実際そこまで考えたことが無いっていう経験不足からくる理解不足だった。今回はかなりの範囲を理解・共有することができた。と思う。


話しているときに相手の言っていることを理解できないというのは嫌なことで、それは自分の勉強不足、経験不足だなと捉えることもあるし、逆に、こいつとは考え方が合わないだけだという結論を導いてしまったりすることもある。
後者だと、もう放棄である。
実際そういうことももしかしたらあるのかもしれない。
けどその人が語っていることはそのように考えるに至った理由が必ずあるわけで、それを理解することはある程度可能だし、また時期がくれば可能になることもある。
「大人になれば解かるのさ 子供のままじゃ解からないそうだ」(byくるり)
最近私はとみにそれを感じていて、価値観が違う、と切り捨てることは結構もったいないし、理解できたときには、あ、失礼だったなと思う。

私が存在論的なことを考え出したり、マクロな視点で物事をみようとするようになったのは本当につい最近のことで、まあこのブログをはじめる少し前くらいからだから半年かそこらのことだ。
これってかなり遅いんじゃないかと思う。
それを考えるのは実際詮無いことだし、実益がないと思っていた。
哲学という学問は、暇人が暇つぶしのためにやるもので、云々。とか。趣味の領域。
それを考えてどうするのか、それより重要なのは目の前の勉強であり、恋愛であり、生活だと。

なんでそう考えていたのに、結局こんな抽象論満載の宙に浮いたようなあやふやなブログを書くようになったのかといえば、必要に迫られて、というのが一番正確だ。
実益がないと思っていた領域を必要に迫られて考えるというのはまあ私の考えが誤っていたということだ。
実益・必要は大いにあったわけである。
これを考えないと次に行けない、という状況に陥った。
これってすごく幸せなことだと思う。


2番目に会ったのは一個上の女の子で、かわいらしい子だ。
健気で、やさしくて、品性があって、思慮深い。思慮深いというのがポイントで、この子もかなり賢い子だ。
明日(つまり今日)彼の実家に招待されているのだと言って、緊張していた。
思慮深い女の子というのは、言い方を変えれば冷静で計算ができている女の子ということだ。
「蛇のように聡く、鳩のように素直でありなさい」(by聖書)
計算が出来るというのは、決して非難さるべきものではない。むしろ自立であり、品性である。
馬鹿なのは可愛いし純粋に見えるかもしれないが、それは多分単なる甘えなんだろうなと思う。それかそれも計算か(それなら要は使いどころがあってるかどうかだろう)。保護される環境になければ、否が応でも考えるし、計算する。

しかし女の子はいろいろ計算している、と思う。割と誰でも。複雑な。もともとあまりオープンではない、と思う。
相手との距離感、全体でのポジショニング、踏み込める範囲、踏み込ませる範囲等々。
女の子社会は、小学生の頃から結構複雑である。なんでグループ化するんだろうな。


3番目に会った人は年上の人で、憧れの人である。
私はこうやってブログを書いて今の思いを伝えられるけど、その人はブログなどやっていないので、直に話を聞くしか考えに触れる機会がない。しかもなかなか稀有な機会である。
そういうわけで、結構全神経を集中させて話を聞いていたように思う。

最初に、ちゃんと覚えていたい、と思った。その言葉も空気も。

だ から私はお酒のペースも守った。保守的でちょっとつまらなかったかもしれない。酔って眠気と闘いながら話半分で聞くような(これがよくあるのだ)ことは避 けたかった。まあ最初に会った男の子とはそれがかなり多くて(ほんとにあんまやる気なかったんだね)、「それ前も話した」と何度も言われる。いや失礼。
先のメモエントリにも書いたけど、そのおかげで割と覚えていた。

いろんな話をした。素敵で有意義だった。
とか、直に言えばいいんだけど、やっぱりはずかしい。気づけば5時間弱話していた。

今度最初の男の子と3人で飲もうよという話になって、かなり面白そうだと思った。

そして一人旅に出ようと思った。

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