June 27, 2009

小林賢太郎テレビ

先日、NHKのBS-hiで「小林賢太郎テレビ」というのがあった。

小林賢太郎といえば、ラーメンズの脳というか、片桐仁と共に時代を先ゆくアーティスティックな笑いのプレゼンターであるが、妹がこの人を「小林さん」と呼んで非常に敬愛している。たまに「コバケン」と言う。私は「ケンコバ」と間違える。ので、小林さんでお願いしている。

かく言う私も高校生の頃継続して見ていたテレビ番組は「爆笑オンエアバトル」のみで、あの時代の新人お笑い芸人はまあまあ把握しているのだが、ラーメンズは異色で、知的だった。なのにラーメンズって、と思っていた。
基 本的にオンエアバトルというのは観客の投票により上位5組のみがオンエアされるがそれ以外は脱落する、というシステムの番組で、ほとんど東京で収録されて いるのだけど、たまに地方収録がある。それで、東京での収録だとラーメンズは通るのだけど、大阪とかだと難しい。そういう類の笑いである。某tubeには いろいろある。是非観ていただきたい。もしかしたらお笑いの中でいちばん好きなコンビである。「日本の形」シリーズとか「金部」とか「日本語学校アメリカ 編」とか「たかしと父さん(オンバトver.)」とかいい。


最近はとんとテレビには出ず、たまにCMに出るくらいのもので、大体活動は公演形式らしい。友人に「FLAT」と「雀」という公演はDVDを貸してもらって見た。
公演は基本的にラーメンズファンしか来てないので、雰囲気がいい。


それで、小林賢太郎テレビ、というのがやっていた。一昨日かな。
基本的にはテレビ用に作ったコント集の合間にインタビュー、仕事風景。この人の仕事場はすごくいい。黒板がある。糸鋸とかもある。
私はあの手の計算されたことが好きで、たとえばピタゴラ装置なんかにすごく感動してしまうタイプの人間で。それでなかなかよかったという話。
妹なんかは「かっこいい」「すごい」「きもい」を、コント以外のインタビューのところでも発していた。そう、彼はきもかっこいい、と思う。この場合、きもいは褒め言葉である。

「0から1は無理ですけど、0から0.1ならなんとか作れるんですよ。それを10かい繰り返せばいいっていう」
「もともと人を笑わせるタイプじゃなかった人が、一生懸命考えて作ってる」
「できたぁー」

で、再放送が22日(日)17時~。
よろしければ是非。

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