June 27, 2009

きりん考

空を見ては台場へ行きたいと思い、春の匂いを嗅いでは台場へ行きたいと思い、ダイバーシティという単語を見るにつけても台場へ行きたくなる始末。ひどい。

そんなこんなで結局今週末も行ってしまった。
未来館は目の前まで行ってやめた。
友人との約束の時間が迫っていたことと、きりんたちが私を呼んでいたことが原因だ。友人との約束に間に合うためには20分後に駅にいなければならない。20分というのは、未来館ときりんを両方得られない時間である。

きりんは横並びにたくさんいて、首を高く伸ばしているものも、低くしているものもある。赤と白の格子状である。広い青空の下にぽつぽつと立っている。

なぜこんなにきりんにときめくのかは不明だし、そもそも本物のきりんを動物園に見に行きたいとはそんなに思わないということは、きりんがそのときめきの本質ではないのだろう。
分 析するに、台場という空の広い場所で、生き物のような形をして、孤独に立っている姿がたまらないのだと思われる。おそらく。なので、きりんでなくても、た とえば象を彷彿とさせる形をした何かが広い場所にあったとしても、ぐっとくるのだろうと思う。そしてその場に人の気配があってはならない。
よくそ れは変態であると言われるけれど、そんなもの知ったことではない。アンテナに、きりんファンクラブというブログが入っているけど、あれは主に都心でビルを 建てるときに使われている、しっかりとした脚のないきりんたちで、それもまあいいんだけど、やはりきりんなら港に限る。
結局、友人と会った後、一人でまたゆりかもめた。有明で夜きりんも眺めた。潮の匂いがして、若布がもどるような感覚。

今日も空はアートだった。
そのうちFlickrにUP。

もう月曜である。早く寝ろという話である。今1時半。

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