June 27, 2009

野菜が燦然と蛍光灯を浴び

会社ではたくさん雑誌を定期購読している。

事業部ごとに回覧されて、最後まで回ると棚へ収納される。
自分では絶対買わない、「財界」とか「宣伝会議」だとか「環境ビジネス」だとかの10数種類くらいが、中には「ダイヤモンド」とか「東洋経済」みたいな週刊のものもあるので、毎日のように回ってくる。
全部は読み切れるはずがないので、最初に担当者が重要記事のページに付箋をつけて回覧することになっている。FYI。最初何の略かわからなかった。
でも私は貧乏性なので、ただで読める雑誌がたくさん回っていて、しかも知らない情報や興味深い記事ばかりなのだから、せっかくならちゃんと読みたいと思ってしまう。それで、先に人に回してしまってあとで来たら時間を見つけて読む。まあそれでも読めてないのだが。

で、印象に残ったものを一つ。
日経エレクトロニクスの2月号に、野菜工場の特集があった。
その光景はまさに手塚治虫の世界というか。未来の世界のイメージで。
白い光を照射された銀色の棚に並ぶ葉っぱたち。土は使わない。詳しくは読めていないが、いろいろな技術が説明されていた。もちろん無農薬。ほぼ無菌状態で栽培される。
これから成長が期待できる市場だと、関係者は語る。

も ちろん、無農薬で栄養のある野菜が食卓に並ぶのもいいのだが、どっちかというと大きなガラス窓越しの栽培室の様子が、視覚的に印象深かった。写しているこ ちら側は暗い一方で、ガラスの向こうで映える緑。小洒落た水族館みたいで。光を当てられた葉というものが好きなのかもしれない。
これから農業が来る、らしい。CSK。


今皆が必死で競争をしている。競合に、リスクに、負けないように。
毎日必死で知恵を出して競争力を高め、またその効率化のためにこぞってビジネス書を読む。皆が読むのだから、そうそう差別化できないと思うのだが、それでも読まなければ置いて行かれる。
誰もが考えたことがあるのだろうけど、皆でこの競争をせーのでやめたら、皆がゆっくりできる。

それをしないのは、いくつか理由があると思う。今思いついたのは2つ。積極と消極。
消極の方は、リスクや競合に対する恐怖。
積極の方は、競争・発展への興奮。

何気に後者は、人間にとって本質的なものなのじゃないかと思う。
成長したい、認められたい、優れていたい、新しいものを見たい、作りたい。そういう欲求というのはやはりある。誰かが新しい技術やスキームを作りだしたとき、すげーと思うし、自分もやってみよう、と思う。それは人間に本質的なものなのではないか。
それが今日の状況を生み出している?
仮説。


しかしせっかくスキル上げるために会社に入ったのに、全然ブログのエントリは構造化されない。

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