June 27, 2009

「在る」について

メモ
問題点の整理

1.真値とは何か
真の値。数値で表すことを前提とする。
真値があるということと表現できるかということは別→exactly
面積2の正方形の辺長を√2としたように、究極的にはリンゴA1個の質量は1リンゴA、でもいいことになる?それ真値?意味ある?真値がある、というのは統一基準の単位のもと数値で表せる、ということなのではないか。
仮にグラムを単位として真値を導くとしよう。


2.真値を「観測しえない」とはどういうことか
リンゴAを手に持つ。手に持って質量を感じるという方法により観測はできていることになる。あますところなく。それをグラム単位の数値で表すとどこまでも先で見えない、つまり表現しきれないという意味ではないか。


3.真値を観測できないとき、それは「在る」といえるのか/「在る」とは何か
・「在る」の定義
「在る」とは「その状態である」ということを指すと考える。これは、「その状態を物質的に観測できる」という意味と「その状態を観念できる」という意味がありえ、またその都度「その状態」定義の内容は変わりうる。

・リンゴAの真値は「在る」か
「グラム数で定義した真値を観念できる」という定義ならば、観念できると思えば「在る」。「真値それ自体を観測できる」という定義ならば、真値を知りえない以上「在り」得ない。

・リンゴAは「在る」か
「リンゴAというものを観念できる」という定義ならば、「在る」。
「赤くて大きさがこぶし大で質量が200グラムぐらいのものを観測できる」のような定義の仕方だと、それを観測できれば「在る」しできなければ「無い」。※「目の前のものを観測できる」という定義の仕方だと、「在る」。(トートロジー的だがこれが割と多い気がする)

・正方形は「在る」か
この場合、定義がすでにある。「観念できる」という定義ならば観念できるので「在る」。
もし正方形を「観測できる」か、という意味であれば、「無い」。


4.リンゴA/世界の真値の出し方?
リンゴAの質量の真値を知るためには真値の定義(「リンゴAのグラムでの数値」)と、その観測時刻の固定が必要(時間軸をも含めてリンゴAを観測するなら時点ごとの観測が必要)。
そうすると、世界にも真値はある(値で表せるものに関して)。定義と時刻の固定(または観測期間における時点ごとの観測)により。ただし、時間の流れが各所で変化しないという前提のもと?時間の流れ方すら含めて真値としてもよい?


5.時間軸との関係
「その状態」の定義の際に、ある経験をもとにすることが多く、その場合その経験時点の状態を「その状態」とすることになる。なので、「その状態」との比較である状態を観測/観念するという意味で、「在る」は相対的なものである。
そしてその都度「在る」定義は更新されていく。


6.文法
無意識に使っている言葉の法則を探ること。

No comments:

Post a Comment